株価が下落し、投資している資産が減って焦っている方はいませんか?
2025年1月にトランプ大統領の第2期が始まって以来、株価が上がったり下がったり、最近投資を始めた方の中には、これまで右肩上がりだった資産がマイナスに転じた方もいるのではないでしょうか?
例えばトランプ大統領が関税措置を発表した3月、僕も1日で2ヶ月分の家賃に相当する額の資産がが目減りして、すこし凹みました。でも、心は全く焦っていません。なぜなら、「投資より大切なこと」をしっかりと準備しているからです。
この話の詳細については、Voicyでも詳しく解説していますので、ぜひ音声でも聞いてみてくださいね。
なぜ今「貯金」の話をするのか
2024年にNISA制度が新しくなってから特に、SNSでは「投資しよう、投資しよう」という声が多く聞こえます。
しかし、それ以前に貯金が本当に大切なんです。貯金をバカにしちゃいけません。

でも、貯金ではお金は増えないですよね。金利低いし。



たしかに増やすのには向いていません。しかし、だから大切ではないということにはなりません。目的あわせてお金を置く場所を選ぶ必要があります。
投資は短期的には必ず下落があります。今回のように、コロナ禍以降続いていた上昇相場がむしろ珍しいくらいで、下落は当たり前のことです。
僕が推奨しているインデックス投資では、こんな時こそ淡々と続けることが大切。そのためにも、投資が生活に一切影響しないように現金や収入をちゃんと確保しておくことが本当に重要なんです。
投資で失敗する典型的なパターン
過度に期待して貯金もおろそかにして投資をしてしまうと、下落基調の時やお金が必要になった時に投資を崩してしまい、投資効率を下げてしまいます。
投資のセオリーは「安い時に買って高い時に売る」ですが、感情があるとなかなかうまくはできません。たいてい、「儲けてやろう」と下心を出し、下がった時に買い増しししたつもりが、さらに下がってへこんでしまうことは多々あります。
これは僕も過去にやったことがあります。
だからこそ、インデックス投資家は何があってもコツコツコツコツ淡々と続けていくことが大切です。



インデックス投資は、「買ったら売らない」が大切なんですよね?



その通り!買い続けることと、売らない事が大切です!
具体的にいくら貯金すべきか
では、具体的にどれくらいの現金を持っておけばいいのでしょうか。
生活防衛資金の目安
家族構成にもよりますが、生活防衛資金プラスアルファを持っておく必要があります。
- 会社員: 毎月の生活費の6ヶ月分〜1年分
- 個人事業主: 社会保障が会社員にくらべて薄いため、1年〜1年半分
家族3〜4人の場合、だいたい300万円から500万円ぐらい持っていれば大丈夫だと思います。
なぜこの金額なのか
この300万円から500万円ぐらいの現金があれば、大抵の買い物は現金でできます。ちょっとした家のリフォーム、学費の支払いなど、少し大きな支払いが来ても、この現金の中から支払うことができます。
使ってしまって下回ることもあると思いますが、その分は回復するまで毎月の給料からちゃんと貯金をしていく仕組みづくりが大切です。
現金で貯めるべきお金の種類
手元にしっかり現金があれば、株価が上がろうが下がろうが正直あまり気になりません。全く気にならないわけではありませんが、株価の上下が生活に影響するわけではないので気になりません。精神的に投資したお金が気にならないということはとても重要です。



現金を貯めるのは、生活防衛資金だけでいいんですか?



生活防衛資金以外にも現金で貯めるんべきお金があります。
次に、具体的に生活防衛資金の他のどのようなお金を現金で貯めるべきか解説していきます。
学費は現金で貯める
特に子育て世代の方は、大学からの学費は現金で貯めておいた方がいいです。高校くらいまでは毎月の収入で出せる方が多いと思いますが、大学に行くと授業料が一気に上がったり、入学金も高くなったりします。
学費はお子さんが生まれたら使う時期が決まっています。投資でお金を貯めていて、使うそのタイミングで暴落していたら大変ですよね。
もし生まれてすぐであれば投資期間が20年近く取れるので、現金と投資をあわせて、マーブル模様で貯めてもいいですが、投資期間を15年以上取れないようであれば、原則は現金で貯めておく方が安心です。
お金の性質に応じた適切な配置が重要
最近のNISA人気もあって、投資への過剰な期待がかかっていたんじゃないかなと思います。増えることだけを期待して投資にフルコミットしてしまうと、短期的に破綻してしまうことも出てきます。
インデックス投資なら借金や信用をかけてやるわけではないので、元本以上に減ることはありませんが、それでも不安が心の中に出てきてしまうものです。
どういった種類のお金なのかということで、お金をどこに置いておくかということがとても大切なんですね。
まとめ:貯金をバカにしてはいけない
投資が人気ですが、貯金をバカにせずに生活防衛資金や、いつ使うか決まっているお金については、しっかりと貯金で元本を保証するような形で貯めていってほしいと思います。
お金の性質によって適切な場所に置くことが本当に大切です。皆さんのお金をどこに置いておくのが適切なのか、今一度見直してみてください。
怪我などでしばらく働けなくなったとしても、生活がすぐに脅かされないぐらいの現金を用意しておくことで、心に余裕を持って投資を続けることができるはずです。
この話をもっと詳しく聞きたい方は、Voicyの音声配信もぜひチェックしてみてくださいね。音声だと、より詳しいニュアンスや体験談も聞けると思います。
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